生きる。

どんなに遠くに離れても

やっぱり実家は落ち着く。一応ひと段落ついた(就活終了)から何も負い目なく過ごせたのが大きいかな。今までは焦燥感に追われながらの帰省だったから、常に親から面接時の身だしなみとかマナーを口うるさく言われて休む事に集中できなかった。まぁそういう小言にもすぐ耐性がついて来た所で就活終了。両親にもようやく安心感を与え、俺も浮き足立ってる感は否めない。
そんな時期の帰省は多分今までで一番ホッとした帰省だった。一泊二日の特急なスケジュールだったけどかつての青春の残骸を至る所で発見できたし、今も変わらず町のシンボルとしてある赤いビジネスホテル(年季入りすぎて赤色が茶色に変色してるけど)もまじまじと見れて懐かしさに浸る。
改めて狭い所で生きていたんだなと実感したよ。近所のスーパーに行ったら必ず知り合いの家族と鉢合わせるようなところ。あの狭いところで勉強して、楽しんで、人を好きになって、喧嘩して、仲直りして、、を繰り返しながら生きていたと思うと自分の身の丈をいかに今誇張しているかはっきり分かる。恥ずかしい事だ。もっと素朴になろう。もっと素直になろう。帰るとき、寂しい気持ちもあったけど久しぶりにリフレッシュできた帰省だった。